2026/09/22 10:49

かゆい。
赤い。
乾燥して粉をふく。
ファンデーションを塗れば、余計に肌の荒れが目立つ。
鏡を見るたびに、またここが赤くなっている、また皮がむけている、と気になる。
肌の調子が悪い日は、人に会うことまで億劫になる。
敏感肌のつらさは、単に「少し乾燥する」という話ではないと思います。
そして長く悩んでいる方ほど、すでにいろいろなものを試しているのではないでしょうか。
敏感肌用。
低刺激。
高保湿。
セラミド。
美容液。
クリーム。
皮膚科にも行った。
それでも繰り返す。
そうなると、
「次は何を塗ればいいんだろう」
と、また別の商品を探します。
でも、もし。
考える方向が一つ違っていたとしたら?
今回から、MRのお手入れの二つ目のステップについて書いてみたいと思います。
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肌は、本来「守られるだけ」のものではありません
これまで、洗顔について何度も書いてきました。
MRが洗顔をとても重要に考えるのは、
敏感肌だから洗わないためではありません。
むしろ逆です。
古い皮脂や汚れは、きちんと落とす。
毛穴まできれいにする。
そのうえで、洗うときの刺激をできるだけ与えない。
なぜ、そこまで「洗うこと」にこだわるのか。
それは、肌にはもともと、自分を守る仕組みがあるからです。
皮脂を分泌する。
水分を保つ。
皮脂膜をつくる。
角層が外からの刺激を防ぐ。
私たちが眠っている間も、肌はずっと働いています。
MRが目指しているのは、
化粧品で肌の仕事を全部代わってしまうことではありません。
肌自身が持っている仕組みを、できるだけ生かすことです。
きちんと洗うのは、その最初の準備。
では、その次に何をするのか。
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そこで使うのが、MRパックです
「パック」と聞くと、シートマスクを想像されるかもしれません。
MRパックはまったく違います。
透明な液体です。
洗顔した肌に塗って、しばらく置きます。
そして最後には、
洗い流します。
せっかく美容成分を塗ったのに、洗い流すなんてもったいない。
今の化粧品の常識から考えると、少し不思議です。
でもMRパックは、
美容成分をできるだけたくさん肌へ残すためにつくられたパックではありません。
ここが、この商品の大きな特徴です。
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成分を見ても、華やかではありません
MRパックの全成分を改めて見てみました。
水、グルコース、デキストラン、プルラン、水添レシチン、ヒアルロン酸Na、塩化Na、グリチルリチン酸2K、塩化K、塩化Ca、グリシン、セリン。
正直、とても地味です。
今話題の美容成分がずらりと並んでいるわけではありません。
でも調べてみると、私はむしろそこが面白いと思いました。
グリシンやセリンはアミノ酸。
ナトリウム、カリウム、カルシウムなどの電解質。
グルコースは糖。
そしてヒアルロン酸Naなど、水と深く関わる成分が組み合わされています。
私たちの角層にも、アミノ酸や無機塩類などからなる天然保湿因子(NMF)が存在し、水分を保つことに関わっています。
つまりMRパックは、
「珍しい美容成分を肌へ送り込む」
という方向とは、ずいぶん違うところを見ているのです。
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乾燥している肌に、さらに「油で蓋をする」だけでいいのだろうか
乾燥すると、
化粧水をつける。
美容液をつける。
クリームで蓋をする。
それでも乾燥するから、さらに高保湿なものを探す。
もちろん、外から保湿することが必要な場合もあります。
でもMRが考えたのは、それだけではありませんでした。
そもそも、肌自身が水分を保てる環境をどうつくるか。
ここを考えています。
MRパックには、ヒアルロン酸Naのように水を保持する成分に加えて、デキストランやプルランといった多糖類も配合されています。
プルランには皮膜をつくる性質があります。
つまり、水をただ肌につけて終わりではなく、
水分の多い環境に、肌をしばらく置く。
そんな処方になっています。
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塗ったパックが、途中からベタベタしてきます
MRパックを使っていると、感触が変わってきます。
最初は、透明な液体。
しばらくすると、だんだんベタベタしてくる。
これが、洗い流す目安です。
私は以前から、開発者より、このパックは肌の水分環境と浸透圧を考えて設計しているという説明を聞いてきました。
浸透圧とは簡単に言えば、濃度の違う環境の間で水が移動するときに関係する力です。
そしてMRパックは、肌の水分状態によってパックとの間で水分が動く、という考え方で作られたと聞いています。
時間とともにパックの水分が減り、糖類、多糖類、ヒアルロン酸などが相対的に濃くなれば、サラッとした液体がベタついた感触へ変化すること自体は、成分からも理解できます。
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私がこのパックで一番伝えたいのは、そこではありません
浸透圧がどうとか、ヒアルロン酸がどうとか。
もちろん、それも興味深い話です。
でも、長年敏感肌に悩んでいる方に私が一番知ってほしいのは、
MRが肌をどう見ているか
ということです。
MRは、
「弱い肌だから、化粧品でずっと守ってあげなければならない」
とは考えていません。
洗顔できちんと洗う。
そのとき、できるだけ刺激を与えない。
洗った肌を水分のある環境に置く。
そして最後にはパックも洗い流す。
肌の上に、いつまでも何かを残しておくことが目的ではありません。
その先は、
自分の肌が働く。
そこを目指しています。
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ずっとこの肌のままとは限らない
何を使ってもしみる。
顔が赤い。
かゆい。
化粧をすると余計に汚く見える。
写真に写りたくない。
人と話していても、自分の肌を見られているような気がする。
そんな状態が長く続けば、
「私は肌が弱いから仕方がない」
と思ってしまうかもしれません。
でも、皮膚は止まっている組織ではありません。
角層は入れ替わり、皮脂は新しく分泌され、水分を保つ仕組みも、バリアをつくる仕組みも、本来私たちの皮膚に備わっています。
だから私は、
新しい美容成分を探すことだけが、次の一手ではない
と思っています。
もちろん、皮膚疾患がある場合には医療が必要ですし、化粧品で病気を治すことはできません。
MRパックも治療薬ではありません。
それでも、スキンケアとしてできることはあります。
何かを次々と足して肌を変えようとするのではなく、
肌が本来している仕事を、できるだけ邪魔しない。
そのための環境を整えてみる。
それも一つの選択肢です。
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「次は何を足そう」から、一度離れてみる
長く肌に悩んできた方ほど、たくさん調べ、たくさん試していると思います。
だから私は、
「今度はこの新成分がすごいです」
という話をしたいわけではありません。
もし、それで解決しているのなら、それが一番です。
でも、何年も探し続けているのなら。
一度、
「何を足せばいい?」ではなく、
「私の肌が自分で働けるようにするには?」
という方向から考えてみてもいいのではないでしょうか。
MRリフレッシュパウダーで、まずきちんと洗う。
MRパックで、水分のある環境に肌を置く。
その先で目指しているのは、
高価な化粧品を次々と必要とする肌ではありません。
朝、鏡を見たときに、
昨日より赤みが気にならない。
今日はかゆみを忘れていた。
ファンデーションを厚く塗らなくても外へ出られる。
そしていつか、
「今日は肌のことを考えなかった」
そんな一日が増えていくこと。
長く肌に悩んできた方にとって、本当に欲しいのは、もしかすると新しい美容成分ではなく、
肌のことを忘れて普通に過ごせる毎日なのかもしれません。
MRが目指しているのも、私はそこだと思っています。
