2026/09/06 19:27



技術の問題ではない。大手メーカーがMRと同じ洗顔料を作りにくい理由

MRリフレッシュパウダーを長く扱ってきましたが、私はこれまで、他社の洗顔料の成分を一つひとつ比較したことはありませんでした。

私自身はただ、

「良いものを見つけた」

と思って使い続けてきただけです。

今回、この商品のことをあらためて伝えようと思い、現在販売されている洗顔料の処方をいろいろ調べてみました。すると、意外なことが分かりました。

アミノ酸系の洗顔料はたくさんあります。

「敏感肌用」「低刺激」「無添加」と書かれた商品もたくさんあります。

パウダータイプの洗顔料もあります

ところが、MRリフレッシュパウダーと同じような考え方で作られているものを探していくと、なかなか見つからない。

技術的に作れないからではないと思います。

では、なぜなのでしょう。

MRの洗浄成分は、一つだけ

MRリフレッシュパウダーの全成分は、

パーム脂肪酸グルタミン酸Na、グルコース、マンニトール、タルク、グリチルリチン酸2K、グリシン、セリン。

この中で、洗浄成分として使われているのは、

パーム脂肪酸グルタミン酸Na

です。

アミノ酸系の洗浄成分です。

「アミノ酸系」そのものは、今では珍しくありません。

でも実際に市販品の全成分を見ていくと、一つの洗浄成分だけで作るのではなく、複数の洗浄成分を組み合わせている商品が多いことが分かります。

泡立ち。

洗浄力。

しっとりした使用感。

安定した使い心地。

多くの人に「気持ちいい」と感じてもらうためには、いろいろなものを組み合わせた方が商品を作りやすい面があります。

それは、それぞれのメーカーが目的に合わせて処方を設計しているということです。

MRは、その方向とは少し違います。

なぜ大手メーカーは、同じ方向の商品を作りにくいのか

大手メーカーなら、MRと同じような商品を作る技術は当然あると思います。

問題は、作れるかどうかではなく、商品として成立させやすいかどうかです。

大きなメーカーは、多くの人に買ってもらうことを前提に商品を作ります。

そのためには、

使いやすいこと。

泡立ちやすいこと。

毎回安定した使用感になること。

長期間、品質を安定させられること。

大量に製造できること。

全国の店舗や倉庫を通して流通させられること。

そして何より、幅広い人が「欲しい」と思うこと。

こうした条件を同時に満たさなければなりません。

本当に何を使ってもしみてしまうほど敏感な人は、確かにいます。

でも、市場全体から見れば決して一番大きな層ではありません。

その少数の人を基準にして、

便利さや泡立ちの良さより、肌に触れるものをできるだけ減らす。

そこまで振り切った商品を大量に売るのは、商売としては難しくなると思います。

MRは、そもそもの出発点が違いました

MRリフレッシュパウダーを開発した本人は、ひどい皮膚炎に悩んでいました。

ここが、この商品の大きな違いだと思います。

最初にあったのは、

「何を作ったら売れるだろう」

ではありませんでした。

自分のような肌でも使えるものを作りたい。

できるだけ肌に負担をかけないものを作りたい。

良いものを作りたい。

そこから始まっています。

だから、

無添加を売り文句にするために無添加にしたのではありません。

良いものを作ろうとして、必要のないものを入れないようにしていった。

その結果が、この処方だった。

私はそこがとても重要だと思っています。

売れやすくするなら、もっと便利にできる

MRリフレッシュパウダーは粉です。

毎回、一包を開けます。

洗顔なら自分で泡立てます。

正直、ポンプを一回押したらモコモコの泡が出てくる方が便利です。

その方が喜ぶ人は、圧倒的に多いと思います。

大きなボトルをお風呂場や洗面所に置いたまま使えて、一回一回袋を開ける必要がない。

商品としては、その方が売りやすいでしょう。

でも、その便利さを実現しながら品質を安定させようとすれば、それに合わせて処方や容器設計も変わっていきます。

MRは、便利さに中身を合わせるのではなく、

中身を守るために、商品の形の方を合わせました。

その結果が粉末であり、アルミ個包装です。

個包装については別の記事で詳しく書きましたが、

個包装にしたかったのではなく、処方と品質を守ろうとした結果が個包装だった。

ということです。

小さなメーカーだから、守れたものもある

大手メーカーには、大手だからこそできることがあります。

研究開発力もある。

大量生産もできる。

全国へ商品を届けることもできます。

その一方で、小さなメーカーだからこそできることもあると思います。

たとえ市場が大きくなくても、

「この処方を変えない」

という判断を守ることです。

しかもMRの場合、その処方を作った本人が、まさに「普通の化粧品では困っていた側」でした。

多数の消費者を想像して作った敏感肌用化粧品ではなく、

本当に肌に悩んだ本人が、自分でも使えるものを作ろうとした。

そこにはかなり大きな違いがあります。

それなのに、敏感肌の人だけが使っているわけではない

実際のお店では、MRリフレッシュパウダーを使い続けてくださっているのは敏感肌の方だけではありません。

肌に特別な問題のない方が、ご家族みんなで長く使ってくださっていることもあります。

そういう方から、

「洗い上がりが、ほかとは違う」

と言っていただくことがあります。

私はこれが、とても面白いと思っています。

本当に敏感な肌を基準にして作ったものが、

「敏感肌だから仕方なく使う商品」

にはなっていない。

普通の肌の方にも、洗い上がりの違いとして感じてもらえている。

それはMRが、単に刺激を弱くすることだけではなく、

肌が本来持っている仕組みを邪魔しないように「洗うこと」を考えているから

だと思っています。

「洗うこと」の大切さについては、これまでの記事で詳しく書いてきました。

調べてみて、私自身も価値を再確認しました

今回、現在販売されている商品を調べてみて、私自身もあらためて思いました。

パーム脂肪酸グルタミン酸Naを使うことだけなら珍しくない。

アミノ酸系洗顔料も珍しくない。

パウダー洗顔もある。

個包装の商品もある。

でも、

本当に敏感な肌で使えることを出発点にして、洗浄成分を絞り、この処方を守るために粉末と個包装を続けている。

そこまで重なるものを探していくと、少なくとも今回私が調べた範囲では、MRとほぼ同じと言えるものは見つけられませんでした。

私は長く使ってきましたが、今回初めて、

「だから、ほかで代わりが見つからないんだ」

と納得しました。

90包3,630円

MRリフレッシュパウダーは90包で3,630円。

一回分は約40円です。

一包ずつ包装する手間。

この処方を変えずに作り続けること。

それを考えると、私は決して高いとは思っていません。

むしろ、

この作り方を続けていて、この価格なのだ

と思います。

すでに使ってくださっている方にも、ぜひこの背景を知っていただきたいと思っています。

毎日何気なく開けている一包ですが、

そこには、

売れやすくするために処方を変えなかったメーカーの選択

があります。

そして今も、

「敏感肌用もダメだった」

「無添加も試した」

「何を使ってもしみる」

「もう何を選べばいいのか分からない」

そんなふうに探し続けている方には、

「敏感肌用」という表示だけではなく、その商品が何を基準に作られたのかまで見てみてほしい。

と思っています。

MRリフレッシュパウダーは、

売るために無添加にした商品ではありません。

本当に肌に悩んだ人が、良いものを作ろうとした。

その結果、この処方になった。

そして今あらためて探してみると、同じものがほとんど見つからない。

私は、そこにこの商品の価値があると思っています。